私はパートナー入社ですが当時から、自分の思い描いていた通りと言いますか、末端のパートナーの方でもお客様が困っていること、求めていることに対し、自分の裁量で考えて、フォローできる自由な環境がありました。
自分で考えて仕事がしたいと考えていたので、理想通りでした。先輩にやさしく教えてもらいながら、気が付けば入社から7年目に店長に。
出世欲は無かったのですが、日々仕事をしている中で、お客様に喜んでいただいた結果が自分に返ってきているのかなと思うようにしています。
これはすでに退職された当時の店長から教わったことですが、お客様のご要望に対して「ノー」と言わない接客を心がけるようにしています。もちろん無理難題を言われたらどうするんだ?という話になりますが、たとえ無理なことでも全面的にノーと言わず、ダメだけど他の方法を提案するとか、色々と考えて、工夫して、お客様が満足のいくサービスを心がけるようにしています。
一つエピソードがありまして。パチンコで大当たりを出したお客様がいらっしゃったのですが、その大当たりはお客様が帰った10秒ほど後でしたので、気がつかなかったんですね。席に戻られる様子もなく、私が一旦打って、出玉を出してお待ちしていたのですが、その日はお見えにならなくて。週に2,3回来ていただけるお客様なので、自分の判断で次回来店されたときにと出玉を保管していて、お渡ししようと思っていました。
普通のお店ではたぶん、そんなことはやらないと思います。
それで後日、出玉をお渡ししたらスゴイ喜んでいただいて。
こんなことしてくれるお店なんて他にはないよ、ありがとうと、手紙まで添えていただいて感謝の言葉を頂きました。
こういったエピソードも含め、お客様から頂く感謝の言葉は私たちの励みになります。
部下の社員が行ったお客様へのサービスに対して、お客様からお礼や、○○さんにこんなことしてもらっちゃってうれしかったよ、褒めてあげて、といった感謝の言葉を掛けられると、一番嬉しいですね。
社員それぞれが考えて、時には喜んでいただけるような特別な演出を行って、チャレンジして、お客様に笑顔を頂く。そういった共通理解が出来ている点で、マネジメントする立場からすると評価もしやすいですし、みんな同じ方向を向いて仕事ができているのかなと思います。
研修など、社長とお会いする機会も多いです。社長ご自身が常にお客様から喜んでいただくにはどうすればよいかを考えていらっしゃいます。そうした中で自分の意見も聞いていただけますし、自分たちと同じ目線で話を振ってもらうですとか、要望を取り入れてもらえますので、そういった人が身近にいるのは尊敬できますし、心強いですね。
社員だけでなく家族の方も招いて行われる懇親会も、社員以外の人に話を聞いてもらえる良い機会になっています。パチンコ業界はまだ世間的な理解が得られていない部分もありますが、個人的に「外へ出して恥ずかしい人は一人もいない」と思っている当社の社員とコミュニケーションを取っていただければ、この会社は大丈夫だなと安心してもらえるはずです。
一言で言えば"憩いの場"、それが私の目指す店舗です。
すべてのお客様に満足いただける接客は、業種の特性上、無いと考えています。ですので、目指すべきは一人でも多くの方が楽しんで、ほのぼのとした憩いの場として利用していただけるような店舗だと思っています。
身寄りがない方も来店されますし、そういう方も含め外へ出る機会の提供と、場所の提供、そしてお客様同士のコミュニケーションの輪を広げるお手伝いをしたいです。そのために我々の持っているものやノウハウをフルに活用します。
お客様を喜ばせたい、心と心が触れ合う職場環境で、自分をさらけ出して働きたいという方。
それが叶う職場だと思います。